喫茶二次元

アニメ、漫画、小説作品の語り場

2015-01-01から1年間の記事一覧

【感想】 「スラムドッグ・ミリオネア」

スラム育ちから億万長者へのサクセスストーリー、かとおもいきや、貧困と裏社会の狭間を生きる主人公たちを描いている。あくまで愛を求める弟と、逞しくも打算的に生きる兄、そして引き離されていく弟の想い人の三人の生き様が印象的だ。

【感想】「ばらかもん」

島流しされた書道家のハートフルストーリー。 孤独に、真面目に作品制作をしてきた主人公が、島人との交流によって、己自身と向き合い、作品に変化が表れていく。 ユーモラスな島人と、お堅い(?)書道家のギャップが面白い快作!

【感想】 米澤穂信 『ボトルネック』 【考察】

相変わらず、作者は主人公に厳しい。その上、とてもハッピーエンドとはいえない。しかし主人公が幸か不幸かはさして重要ではない。重要なのは、主人公の末路ではなく、読者が何を感じ取ったか、である。 タイトルになっている「ボトルネック」は何だったのか…

【感想】「さよなら妖精」

無知を知ることは智を愛すること。 今まで知っていると思っていたことが見当違いであったり、あるいは知らないということにすら気づかないということがある。知らないほうが幸せなこともあるだろう。 物語は劇的な終末を迎える。主人公は無知を知り、現実を…

【感想】響け!ユーフォニアム

王道の部活もの。 見かけによらず、熱い! 弱小の部活が強豪へとのし上がる話で、強い組織はいかにして生まれるかがわかる。高みを目指す指導者と生徒に心が熱くなる! その場にいるかのような臨場感溢れる描写にも注目したい。 【TVアニメ化】響け! ユーフ…

【感想】「坂道のアポロン」

この作品は、よくある「部活もの」ではない。ジャズをする人たちの「群像劇」と言ったほうがよいだろう。つまりジャズに興味がなくても十分楽しめる。 主人公とその友人はジャズが接点となっているわけだが、そのデコボコした関係が面白い。フィクションの世…

【感想】アリソンとリリア

地味なOP、真面目なデザイン。 そんな第一印象とは裏腹に、多彩な作品である。 冒険活劇、アクション、ミステリー、ラブロマンス… どんなジャンルに入ってもおかしくない。 いずれにせよ、作品全体を通した魅力のひとつに、「駆け引き」がある。 主人公達が…

【感想】「RDG」

以前から気になっていたP.A worksの作品。 豪華スタッフというだけのことはあり、高いクオリティ。例えばEDの映像は、日本画のような美しい映像を堪能できる。 そう、この作品は「日本的」だ。奥ゆかしさを漂わせ、謎めいた不思議な魅力で視聴者を画面に引…

【感想】「翠星のガルガンティア」

第二回目の投稿となりましたが、今回は作品の感想を簡単に載せます。 この作品を観始めたきっかけはOPの映像でした。 OP曲「この世界は僕らを待っていた」は、実に正確にこの作品の主旨を捉えているように思えます。もう長々とした感想の言葉なんていらない…

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